皆様こんにちは。お疲れ様です。名張養護学園の山本敦子と申します。

 最近の風に初夏の雰囲気と爽やかさも感じる季節になりました。

 このところ気になっている事があります、それは実家にある置かれたままのLPレコードプレーヤーです。電源を入れたら、プレーヤーが回り出すのか?音が流れるのか?確かめたいと思っています。今は文明の利器でタブレットやケータイをタップするだけで、お気に入りの曲や新しい曲に出会えますね。でも、お気に入りの曲を聞いている時の感動はLPレコードやCDの方が心躍る気持ちが大きいと感じています。考えてみると、聞きたい音楽の為にレコードショップに行き、多くのレコードからお気に入りを探したり、レコードを聞く前にはレコード盤をクリーナーでほこりを取り、時にはレコード針を交換します。でもその一つ一つが良い音への出会いに繋がります。それは、今の私の思う豊かな時間であり、勤勉な瞬間にも感じています。

 施設の子ども達の学習に於いても、性能も良く簡潔に物事が進むもので溢れていますが、レコードで音楽を聞くことは、学習で言うと分からない言葉や英単語を国語辞典や英語辞書で調べる事にどこか似ている気がしています。手間をかけて調べる方がその言葉や意味を心に刻めるようにも感じます。私の過ごしてきた時間が長いからこそ感じている感覚かもしれませんが(笑い)、この時代だからこそ、推しのミュージシャンの曲をレコードプレーヤーで聞いたり、辞書で言葉を調べる時間を大切に思いたいと感じているこの頃です。皆様も、自宅に眠っている推しのミュージシャンのレコードがありましたら、また、手に取って見て下さい。改めて豊かな時間に感じる事が出来たら、素敵な時間ですね。