こんにちは。相談員の川北です。
3月末となり、子ども達は、修了式や卒業式を終えて、春休みの真っ只中。
新しい学年、学校に向けて、期待と不安の入り混じったこの時期。心と体をしっかり整えて新学期を迎えたいものですね。

さて、今回ご紹介するスキルは『境界と限界(ワンストライク・スリーボール)』です。
 
 日常の中でこのような場面はありませんか?
 *子どもが食事中にスマホを触っており、何度注意しても触るのをやめない。
 *ゲームができる時間を過ぎているのに、何度注意しても遊ぶのをやめない。
  そして、どちらも注意をすると反抗して口答えをする。

このような場面では、親側のイライラも溜まってきて、最後には爆発してしまうなんてことよくありますよね。
そのような時に、このスキルが役立ちます!

次の図のように、野球のバッターボックスでのストライクゾーンを想像してみてください。
境界とは、適応行動と不適応行動の境目。この境界を越えてしまうとボールになります。
限界とは、人や物を傷付けたり破壊したりなどの極端な問題行動のことです。

このスキルを使うには、親子間で事前の話し合いが必要です。
何が適応行動で何が不適応行動なのかを子どもと一緒に考え、取り決めることが重要です。

実際にどのようにスキルを使っていくのかですが、
<ワン・ストライク> ⇒適応行動は1回で褒める
<スリー・ボール>  ⇒不適応行動は3回で「悪い結果(ペナルティ)」が与えられる
<ノーコントロール(暴投=限界外)>  ⇒1回で「悪い結果」が与えられる
つまり、ワンストライクで褒め、スリーボールで正していくということです。

先ほど挙げた場面で例えると、
*食事中にスマホを触らずに、ご飯を食べることができている ➡︎一回で褒める
*食事中にスマホを触っておりご飯を食べていない
➡︎三度注意してもやめない場合は、悪い結果として数時間スマホを没収される
➡︎この対応をした後も再度同じような行動をしている場合は、「暴投」として、3回目を待たずに
 1回でスマホを没収される

このスキルは、スマホ契約をする際にも使えたりします!(^ ^)

また、ポイントとしては、
① 悪い結果は事前に子どもと話し合って決めておくこと
② 悪い結果に、叩くや怒鳴るなどの暴力や暴言は絶対に使わないこと
③ 話し合った内容は、書面にしておくこと
④ ルールは多過ぎないこと
⑤ ワンストライク・スリーボールの法則で、叱ることよりも褒める割合を増やすこと

頭では理解していても、中々日常場面でスキルを落とし込んでいくことは難しいですが、
「こういう方法もあるのか〜」と少しでもヒントになればいいなと思います!

…それではここで、福嶋相談員に『境界と限界(ワンストライク・スリーボール)』についてコメントをもらいたいと思います♪

『こんにちは~!このCPA講座もPart.12ということもあり、回を増すごとに内容が深まっていますね。
今回は、
ワンストライク!⇒よい行動は1回ずつ見落とさず褒めよう。
スリーボール!⇒思わしくない行動は3回注意するまでは大目に見よう。
ということですね。よい行動って、特別目につかないのでスルーしてしまいがちで、反対に思わしくない行動は目につきやすいため、その都度注意や指摘をしてしまうものだと思います。子どもの立場からしたら、「できていることも色々あるのになんでそんなに注意されないといけないの!?」と理不尽に感じてしまうのも無理はありませんよね。そんなとき、ワンストライク!スリーボール!というキャッチーな合言葉を思い出し、まず一歩目として「すてきだな」と感じたお子さんの行動に触れてみると、怒ってばっかりでお互いイライラ…の状況は自然と改善していくんじゃないでしょうか(^^)その次のステップとして、お互いに余裕があるときにでも、スリーボールのルールについて話し合う機会を設けられたらいいんじゃないかなと思いました。お子さんのすてきなところにたくさん気付けるきっかけとなりますように…☆』
 
…福嶋さんありがとうございました(^^)
もっとCPAについて詳しく知りたい!という方は、ぜひお問い合わせください。

1年かけてCPAのエッセンスをお伝えしてきましたが、今回で最終回となります。
皆様長らくお付き合いいただきありがとうございました。
少しでも誰かの子育てに役立っていたらいいな~と思います!