皆さま、こんちには☻ 生活相談員の田鶴です。この度、令和8年1月27日、名張特別養護老人ホームにて「福祉避難所開設運営訓練」を実施しましたので紹介させていただきます。

この訓練は、名張市社会福祉法人連絡会と名張市との共催で、令和6年度より名張市内の福祉避難所に認定されている施設で実施しています。前回の訓練施設である、社会福祉法人グリーンセンター福祉会様に続き、当施設で2回目の訓練となりました。

名張法人連絡会、名張市役所職員、三重県社会福祉協議会、福祉施設の関係者等、多数参加くださり、50名近くの方々が訓練の様子を見学下さりました。

開催の挨拶後は、まずはじめに名張市危機管理室の伊藤様より「福祉避難所」についての概要説明をして頂きました。簡単に説明すると、福祉避難所とは災害が起きた時に一般の方々は、各地域に指定されている避難所(美旗周辺では、美旗市民センター)へ避難となりますが、介護が必要等の理由で福祉施設へ移送が必要と名張市が判断した場合に、当施設のような福祉施設で過ごしてもらえる施設のことを言います。今回は、①名張市 ②美旗市民センター ③名張特別養護老人ホーム で有事が起きた際の受け入れ状況の訓練を行いました。

今回の訓練では、「三重県南東沖でマグニチュード8.9の地震が発生」した内容で下記の訓練を行いました。

訓練①災害初日、当施設の被害状況や避難者の受け入れ可能な人数の確認などを、名張市危機管理室と無線連絡で情報共有をする連絡訓練。

訓練②災害3日後、福祉避難所へ受け入れ要請が名張市より連絡が入り、受け入れを行うまでの実働訓練。

下記には訓練②の様子を載せさせてもらいます。

各自の役割として、「災害対策本部としての連絡役」「避難者の状態確認・案内役」「避難者のお部屋を整える役」「避難者(または、その家族役)」などに分かれて訓練しました。

今回は、美旗市民センターから3名(内、2名は家族付き添いあり)の避難者が生じた場合を訓練しました。

3名の中でも、「風邪症状がある方」「軽度の生活支援が必要な方」など実際に想定されるような状況下を設定した案内を行いました。

1階の広場で、「ダンボールベッド」「簡易ベッド」「生活スペースの仕切り」「ファミリーテント」などを広げて生活が出来る準備をしました。当施設には、すでに名張市より敷地内に「避難者用物品倉庫」を設置してくれており、倉庫の中には他にも「食料」「毛布」「簡易トイレ」「オムツ用品」など配備してもらえています。

名張市が用意してくれている、ダンボールベッドは、有事の際にはは支給してもらえる同タイプの物を配備してもらえているので、数の追加が起きても作り方は同じなので職員も助かります。

避難者の受け入れ時の訓練では、当施設で生活を送られている入居者も参加くださりました。

参加された入居者より、「こんな風に外から来る人は避難するんやね。私も色んな物が見れて勉強になりました」ととても興味を持ってくださっていました。

名張市からの支援物資の受け入れ方法も確認しました。

受け入れ訓練を終えた後は、同時刻に実施していた「美旗市民センター」での避難者受け入れ時の様子を動画で確認しました。「DWAT(災害派遣福祉チーム)」とのやり取りはとても勉強になりました。

訓練後の振り返りでは、名張市副市長の出江良隆様より挨拶を頂戴しました。お忙しい中、お越しいただき本当にありがとうございました。

訓練の講評として、三重大学 水木准教授より回答を頂きました。有事の際の連携や訓練を通してのアドバイスはとても参考になりました。

質疑でも出ていましたが、今回の訓練で学んだことをしっかりと引き継いで行き、地域貢献が出来る施設を目指していきたいと改めて感じました。

また、最後にアドバンスコープや中日新聞でも取り上げて頂くことが出来、一人でも多く「福祉避難所」とはどのような施設を意味するかを知って頂けると幸いです。