こんにちは!相談員の川北です。
今月以降、山本さんからバトンタッチして、担当させていただきます。よろしくお願い致します。
今年も、秋がどこかへ行ってしまったかのようにいつまでも暑いなと思っていたら、
急に寒くなって、突然冬がやって来ましたね。
私はまだ扇風機を片付けてなかったので、コタツと入れ替えになりそうです・・。

さて、今回ご紹介するスキルは『伝わりやすい指示』です。
まず、環境編として、子どもに指示が伝わりやすいように、穏やかに伝えられる物理的な環境を作る
ことが重要です。

① 子どもの気をこちらに向ける。
※テレビやゲーム、スマホを消してから話をする。玩具などがあれば片付ける。
② 別室に移動するなど、個別に話をする。
③ 親が壁や障子を背にして話をする。
※子どもの気が散らないように、余計なものが子どもの視覚に入らないようにする。
④ 「ながら指示」を避け、子どもの目を見て話をする。

次に、言語編です。

子どもの言語能力は未発達であり、概ね10歳くらいまでに母語の習得を終えると言われています。
概ね10歳までは言語能力は発達途上であり、その年代の子どもにとって、曖昧な表現、抽象的な表
現、比喩的な表現、大人ことばは理解が難しいということです。
「ちゃんと」「しっかり」「きちんと」「いい加減に」などは曖昧な表現ですね。
できるだけ伝わりやすい表現を心掛けましょう。

 具体的な行動を「見たり、聞いたり、数えたり」できる言葉で簡潔に表現します。
 (例)
 × もう一度ちゃんとお風呂に入りなさい。
 ○ 肩までお湯に入って50数えてから出てきてね。

 × もう家を出る時間でしょ!ぐずぐずしないで早くご飯を食べて!
 ○ 時計の長い針が10のところへいくまでには「ごちそうさま」をしようね。

 × お姉ちゃんなんだからしっかり歩きなさい!
 ○ あそこに見えるコンビニまでは頑張って歩こうね。

 子どもに何か伝えたいときには、以上のような環境を整えたり、伝える言葉を少し工夫することで
 自然と伝わりやすくなると思います(^^)
 試してみてくださいね。

…それではここで、福嶋相談員に『伝わりやすい指示』についてコメントをもらいたいと思います♪

『近頃、急に寒くなりましたね~。こんなときは風邪をひかないように、お風呂にしっかり浸かって温まって、夜は早く寝てちゃんと身体を休めて、朝にきちんと目覚めるようにしたいですね!!

・・・本当ですね。しっかりお風呂に浸かるって時間のこと?肩までってこと??早く寝るって22時では遅い?20時だと早すぎ!?曖昧な表現は、それぞれの捉え方によって全然違う意味になってしまうのですね。「ちゃんと」「しっかり」とっても便利な言葉です。ついつい口から出てしまいがちですが、少し立ち止まって、自分も相手も同じ認識ができる具体的な言葉を選んでいきたいなと思いました(^^♪(子育ての場面以外でも使えそう!!)

それを踏まえて、季節の変わり目を元気に乗り切るために私は今日からこれを目標にします!
・毎日お風呂に15分間肩まで浸かる!
・22時には布団に入って眠る!
・6時に目覚めて、6時半には起きあがる!!
あら、これはとっても分かりやすい。みなさんもぜひ取り入れてみてください♪』

…福嶋さんありがとうございました(^^)
もっとCPAについて詳しく知りたい!という方は、ぜひお問い合わせください。
次回もお楽しみに(^^)/