こんにちは!心理担当職員の山本です!

毎年のように異常気象と言われ続けていますが、今年も異常なほどの猛暑日が続いていますね。
これだけ気温が上昇すると、やる気も削がれていきますが、そんな時こそ私は活力が出るものを食べて、いつも以上に睡眠を取るように心掛けています!
皆さんがどのようにしてこの暑すぎる夏を乗り越えているのか、教えてほしいです(^^)

 CPAのスキルをご紹介して今回で4回目となりました。
前回は『子育てリフレーミング』についてお話させていただきました♪
子どもに対する捉え方を変えることで、大人側の気持ちも切り替えていきたいですね。

 そして今回ご紹介するのは『復唱+α応答法』です!
『復唱+α応答法』とは、子どもの言った言葉を復唱するだけでなく、+αの言葉を足して返答し、会話を膨らませるという方法です。
その名の通りですね(笑)

例えば、子どもが何を考えているのか分からず、会話が続かない場合に、まずは子どもの言った言葉を復唱(オウム返し)します。

(例)
  子:「最近学校行くのが嫌なんだ~」
× 親:「学校は行かなきゃだめよ!」
○ 親:「そうか…、行くの嫌なんだね」(復唱)
  子:「そう!だって、○○○○…」

  子:「死にたい」
× 親:「死にたい、なんて言ったらだめ!」
○ 親:「そうか…、死にたいんだ。死にたいって思うほど、今辛いんだね」(復唱)
  子:「そうなの。色々と辛くて…」

次に、復唱した後、+αで返答してみます。

(例)
  子:「最近学校行くのが嫌なんだ~」
  親:「そうか…、行くの嫌なんだね」(復唱)
    「なんでそう思うのかな?」or「どういう時に嫌だと思うのかな?」(+α)
  子:「実はね、○○○○…」

  子:「死にたい」
  親:「そうか…、死にたいんだ。死にたいって思うほど、今辛いんだね」(復唱)
    「いつからそんなに辛い気持ちを抱えていたの?」or「どういう時に辛いと感じるのかな?」(+α)
  子:「う~ん、例えば、○○○○…」

子どもから話を振られて返答に困ったことがある…
返答をしても会話が続かないことがある…
日常の中で、このような場面があると思いますが、難しく考えずに、まずは子どもの発する言葉に耳を傾け、そのまま復唱してみてください。
そして単純に疑問に思ったことなど、+αで返答してみると、会話の幅が広がっていくと思います。

ぜひ一度試してみてください(^^)v

…それではここで、川北相談員に『復唱+α応答法』についてコメントをもらいたいと思います♪

『(例)のような言葉を突然我が子が発したら、親は焦りますよね。咄嗟に、「なんてこと言うの!」と頭ごなしに返してしまいそう。焦りながらもいろいろ考えて、親の意見や正論で返答してしまいがちですよね。まずは、落ち着いてその子の気持ちをそのまま受け止めて返すことが大切なんですね。
 おそらく子どもは「こんなこと言っていいのかな」とすごく心配しながらも勇気を出して打ち明けてくれているはず。それをしっかり受け止めて、+αで返すことで子どもが少しずつ自分の気持ちを出すことができれば、一緒によい方法を考えていけるのかなと思いました。』

…川北さんありがとうございました(^^)
もっとCPAについて詳しく知りたい!という方は、ぜひお問い合わせください。 次回もお楽しみに(^^)/