こんにちは!心理担当職員の山本です!
梅雨が明けましたね。今年の梅雨はあまり雨が降らなかったように感じます。
毎日気温が高く、7月や8月なのかと勘違いする今日この頃です(笑)
今回もCPAのスキルをご紹介します!
前回は『適度な期待感』についてお話させていただきました♪
私も「他人に過度な期待はしない」と心掛けています。闇が深いわけではありません(笑)
そして今回ご紹介するのは『子育てリフレーミング』です!
まず、リフレーミングとは、心理学の一種(神経言語学的プログラミング)の中で使われる家族療法の一つです。
ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を、一旦その枠組みを外し、違う枠組みで観ること。
相手との関係が煮詰まった際、相手に対する観方や枠組み(フレーム)を作り変え、関係性の改善を図ることです。
例えば、200mlの水があるとします。
以下の2つの状況で、あなたはどう感じますか?
・この水で薬2錠を飲む。
・砂漠にいる時にこの水を渡された。
同じ水だとしても、どのような枠組みの中にあるのかで感じ方や捉え方が大きく異なります。
少し観方を変えることで自然と見えてくるものは変わってきます。

「子育てリフレーミング」とは、親の子どもに対する不満がたまり、子どもとの関係が煮詰まってしまった際、
子どもに対する観方や枠組み(フレーム)を作り変え、親子の関係性の改善を図るということです。
(例)リフレーミングするとどうなる?
・落ち着きがない ➡ 元気で活発
・怒りっぽい ➡ 感受性が豊か、自分の気持ちに素直
・自分の意見が言えない ➡ 協調性がある、人を立てる
・自己中心的 ➡ 自己主張ができる
なぜこのようなリフレーミングが必要なのでしょうか。
何度注意しても子どもの問題行動が改善されないと、親の心が子どもに対する不満で溢れ、子どもの全てを否定してしまう傾向にあると思います。
親子間のコミュニケーションが上手くいかず、両者の関係性が煮詰まってしまう事態に陥ります。
リフレーミングする(観方を変える)とは、「悪い事を注意しない!」ということではありません。
子どもに対する観方・枠組みを作り変え、「意味づけ」を改善することがポイントです。
また、すぐにはその作業ができないと思うため、普段から繰り返しリフレーミングの練習をすることが大事です。
子どもに限らず、いろいろな人、物、事柄の受け止め方に応用できるスキルだと思うので、一度試してみてください(^^)/
…それではここで、福嶋相談員に「子育てリフレーミング」についてコメントをもらいたいと思います♪
『子育てリフレーミング・・・言葉だけ聞くとなんぞや!?となりましたが、なるほど~・・・。自分の凝り固まった考えの枠にはめて物事を考えていることって、案外日常の中でたくさんあるのかもしれません。遡ること数年前、初めての育児に奮闘していたとき、まさに『こうじゃないといけない!!』に縛られて、自分で自分を苦しめていたかも・・・。違う観方をしてみれば、ちょっと冷静にもなれて、煮詰まった気持ちにゆとりも出てくるのかな?と思います。仕事にもプライベートにも、リフレーミングを意識的に取り入れて、穏やかに日々を過ごせるよう心がけたいと思います!』
…福嶋さんありがとうございました(^^)
もっとCPAについて詳しく知りたい!という方は、ぜひお問い合わせください。 次回もお楽しみに(^^)/
